外国型車両「ビッグボーイ」対応路線
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外国型車両「ビッグボーイ」対応路線

2012年11月17日(土)11:18 PM

ここ数日の間(平日)に外国型車両を持ち込んで来られたお客様がご来店されました。
外国型車両を持ち込む方は極めて少ないのですが、以前休日営業日に終日9番線でご利用された方がいらっしゃったので、外国型車両を走らせる上でのレイアウト上の問題点は把握していました。

今回も最初にご来店されたときはHPで推奨している9番線のご利用でした。

外国型車両といっても色々ですが全般的に言えるのは、車両が長い、機関車がとてつもなくデカイ!と いうこと。
特に「ビッグボーイ」といわれるアメリカの機関車はかなり大きく、動輪だけでもD51の4輪がダブルである 感じなので長さもD51の倍!といっていいでしょう。持たせていただきましたが重さもかなり重いです。
このビッグボーイ、デカイために走行上色々問題が発生します。まず、デフがある場合カーブ後に橋が あると必ず欄干にぶつかり走行不能になります。
次に、カーブを曲がったときにケツを大きく振るので側壁のある高架カーブや橋の終盤ではケツが接触 します。また、カーブレール際(きわ)のシーナリーの木などもなぎ倒してしまいます(汗)。
客車も長いためカーブはなるべく大きくないとスムースに曲がれません。
連結部もカプラーの仕様にもよりますがカーブではずれること仕切りです。
当店の9番線は距離も長い分変化にも富んでいるので数箇所ではずれる箇所がありました。
蒸気機関車はスノープラウがシビアのものがあり、ちょっとした線路の段差も拾ってしまい止まってしまいます。

お客様曰く、「どこのレイアウトもビッグボーイを走らせるのは厳しい」とのこと。
それなら!と、意地でも完走させようと走行させながら障害となるところを片っ端から修正作業。他にお客様もいなかったのでかなづちを持ってレールの段差の解消作業、橋の一部撤去などを改善、シーナリーの木の撤去などをしてどうにか完走にこぎつけました。ちなみにカーブは最小半径でもR354なためギリギリ接触せずに通過できました。

初めての来店時にはどうにか9番線を克服できて満足しましたが、数日して再びご来店。違う番線で試したいということで1番線で試してみることになりました。
そうしたらこれが、9番線よりも以外にスムースに走ることにビックリでした。一部鉄橋の障害あったものの、鉄橋は簡単にはずれる作りだったのでここを普通の高架レールに交換することで問題が解消しました。「外国型車両は大きいのでなるべく変化が少ない単純なレイアウトの方が良い」とのことで、確かに1番線は9番線に比べればレイアウトは単純です(それでも勾配、S字カーブがありますが)。

そこで当店のHPの一部を訂正(笑)。
「レイアウト概要」ページの1番線の適応車種に、外国型車両を追加させていただきました(ちなみに同じ複線の4番線は単線部分の鉄橋があるため不可)。


さて、ここで当店からのお願いです。外国型車両を持ち込む場合、予約時に外国型車両を走らせる旨をお知らせください。
事前にお知らせいただければ走らせる状況を準備してお待ちしております。
様々なお客様に喜んでいただける、誰でも満足していただけるレイアウト作りのために、これからも努力を惜しまずに対応していきたいと思います。



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