当レイアウトにおける走行上の車両特性
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当レイアウトにおける走行上の車両特性

2012年10月08日(月)12:13 PM

開店から1ヵ月半も経つと、当レイアウトを利用する上での各種車両の走行特性などが見えてきました。

以下、箇条書きですが当店に持ち込まれる車両についての走行上の留意点を列挙しておきますので当店をご利用の際には参考にしてください。

①蒸気機関車
蒸気機関車の場合動輪の狭さがネックになるので、ちょっとしたレールの継ぎ目の段差やポイントの乗り越え部分が苦手になります。当店の9番線などは3方向ポイントや引込み線への分岐ポイントなどが重なり、この乗り越えがうまくいかずよく転倒してしまうのでどうやら蒸気と9番線は愛称が悪いようです。転車台が付いていながら蒸気が苦手という不甲斐ない番線になってしまったのは製作側としてなんとも言いようが無い断腸の思いですが、どうかご留意の上ご利用ください。
蒸気機関車の走行は8番線のローカル単線が一番スムーズに走るようです。他の地上線で走行される場合は勾配段差を考慮してオーバースピードを避け、スケールスピード以下のスロー走行をされるよう御願いします。

②連結器
アーノルドではリアル感がなく、KATOカプラーやナックル型に交換されている方も多いと思います。特に貨物などはカプラー交換をこれらに交換される方が多いですね。それらのカプラーも、取り付けムラによってカプラーの高低差が生じ、これもまたちょっとしたレールの継ぎ目、カントのカーブ、勾配の終始点などでよくはずれて開放してしまいます。これらのカプラー取り付け車両をお持込の方は今一度取り付け精度とカプラーの首振りを確認の上お持込を御願いします。なお、密連型の電車は比較的よく走りますが、先頭車同士の連結部はカプラーの振りを確認してご走行ください。
ちなみにロマンスカーなどの連接タイプはどの番線もよく走ります。

③新幹線
新幹線は車長が長く、また床下機器カバーによってレールとの間が狭く、地上線においては勾配で厳しい部分があります。E3系などの在来型なら問題ないですが、25m級の規格型新幹線を走行の場合は高架線のご利用を御願いします。

④Bトレインショーティー
Bトレインを持ち込まれる方も多いですが、Bトレインの場合動力車に是非ウエイトを増してきてください。Bトレインの動力は軽いので勾配を上りきれずほとんどのケースで勾配で空転を起こしてしまいます。また、Bトレの新幹線は幅が大きいため通常のNゲージのレールとホームの幅では収まりきれません。唯一高架の待避線側を利用すれば走行可能なところもありますのでBトレの新幹線を走行の場合は高架線でかつ待避線側をスロー走行でホームに干渉しないか確認の上走行ください。

⑤近年のマイクロエース製品
最近の同社の製品は床下機器とレールの間がきつく、ちょっとした段差でも干渉して底打ちしてしまいます。当店のレイアウトの地上線はすべてに勾配があるので特にこの勾配終始点となる山と谷部分、ときによってはバリアブルレールや踏み切り部分の踏み板に干渉してしまうこともありますのでまずはスロー走行で1周し、干渉が無いか確認した上でご走行ください。

以上、こうしてみると当店のレイアウトで走行させるにはかなり車両を選んでしまいそうですが、基本的な」車両の整備とスロー走行さえ実践いただければ大体走行可能です。
当店をご利用の際には是非今一度持ち込み車両の点検をしてからご来店くださいませ。

皆様のすばらしい車両の走行を楽しみに御待ちしております。



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