今回は千葉県船橋市夏見台にある新店、「石田商店」さんにお邪魔してきました。
最寄駅は船橋駅。お店へはそこからバス経由となります。また、東武アーバンパークライン「塚田駅」からですと途中アップダウンがありますが徒歩15分程度で行けます。

お店の外観はこのようになっていて青い看板が目立ちます。


お隣の住宅を増築したような形になっていて１階はレンタルレイアウト兼ショップ、２階は鉄道模型とは関係ありませんが同オーナーが経営する「ゲルマニウム温浴施設」となっています。

お店に入ると手前がちょっとした模型販売スペースとなっていてNゲージはもちろんミニカーまで売ってます。ちょっと目をひいたのが「HOGARAKADOU」の品が充実していて貨物好きな方はいいかもしれません。

さてレイアウトですが、大きさは4.5ｍ×4.5ｍ。全体は下画像を参照下さい。


レイアウト４面中２面は壁に面していて１面はスタッフ席に面しているので運転席は１面に全４席並んでいます。
したがって、利用の際に利用者が行き来できるのはこの運転席の１面のみとなります。もし奥の方で車両トラブルが発生した場合はすべて店員さんの救助が必要となります。
レイアウト形式は１，２番線が高架線、３，４番線が地上線となります。運転席前の本線上で車両を並べ、ホームはレイアウトほぼ中央に配置されている集合ホームタイプです。
実はここのお店にはちょっとした変わった工夫があって今回はそれを見に、いわば遊びというよりも視察に来たのが目的でした。その工夫というのは、中央にあるホームの本線側と待避線を切り替えるポイントを運転席で確認できるモニターが設置されているのです。



上の画像はコントローラー周りを写したものですが、このようにモニターが各運転席に有り、チャンネルを切り替えることにより両側のポイントが確実に切り替わったかを確認することができるのです。
TOMIXポイントのダメさをよく理解した上での工夫でこれは実に面白いなと思いました。
私のレイアウトも地上線の本線ヤードが運転席より遠い位置にあるためこの案を思いついたことがあったのですが、これを本当にやっているお店があったので実に興味深くシステムを拝見させていただきました。

ちなみにカメラはこんな感じで設置されています。



運転時間途中名刺を渡し、同業であることを伝えると失笑（？）されながら受け取っていただき、名刺交換させていただいて詳しくお話を聞くことができました。
ポイントの不具合などはやはり同じ悩みを抱えていらっしゃって、同じ苦労をされているようです。
開店の経緯やレイアウト製作の話など気さくにお話していただくことができました。

ここからはレイアウトの内容をご案内。
全体的にストラクチャは充実しています。


道路や緑地などもしっかり整備されています。


駅の情景も人形を配置されていい雰囲気に出来ています。


こちらはヤードの充実している4番線の留置線。架線柱もあって実感的です。


１，２番線の高架線は大きく外周を周回しますが途中中央のホームに入るため単純オーバルではありません。勾配も緩く、架線柱が結構密に並べられているのでかなり実感的です。
３，４番線の地上線は途中勾配があり、編成数とT車の転がり、釜の牽引力によっては登れない可能性もありますのでご注意ください。

今回は3時間の4線貸切でしたがお店の方のお話と模型運転と十分堪能できました。
特に平日のお値段はリーズナブルなのでお近くにお越しの際は是非立ち寄ってみてください。

今回お世話になった石田商店樣、ありがとうございました。
では、最後にお店の情報です。

店名：石田商店
所在地：千葉県船橋市夏見台3-5-14
電話番号：047-440-8913
ホームページ：http://mokei.ishida-funabashi.com/web/

※ご利用に際しては原則予約制です。